JR、名鉄、地下鉄が乗り入れる総合駅と駅前商業施設を抱え、飲食チェーンの立地も目立つ金山エリア。
ここを営業区域とする信用金庫や地銀の支店も少なくない。
そのなかからあいしんを選んでいただくために、
金山支店はきめ細かな情報収集とお客様との関係づくりにこだわっている。

金山支店
支店長 斉場健一

設備メーカーが描くベーカリーの新事業

渉外担当の小川は、ある道路設備の製造を手がける事業者が新業態を立ち上げるという情報をキャッチした。支店長の斉場と小川が訪問して話を聞くと、その新業態とは、なんとベーカリーの出店。舵を取るのは代表者の奥様で、バイタリティと熱意を人一倍もっておられた。
「自然のオレンジを使うといった材料へのこだわりや、ガラス張りにして窯を見せるという構想など。1時間ほど熱心にお話いただいて、その時はとにかく聞き役に徹しました」と斉場は言う。

取り組みと熱意で他行を圧倒

とはいえ、店舗を構えて販売をするのはその事業者にとって初めてのこと。
「金融機関としてはメインバンクとして新規取引をいただいて、売り上げの集金をさせてもらうことも大事ではあります。いっぽうで製造業が急に小売業をやるとなれば、事業者にはいろんな不安があります。レジをどうするか…?軽減税率の扱いは…?クレジットカードに加盟するには…? 新事業がスタートするまでの1か月間、ひとつひとつ検討していきました」
じつはこの事業者はすでにいくつかの大手銀行と取引があったが、信用金庫との取引がなく、金山支店はこれをチャンスとみて早々にアプローチをかけたという経緯がある。そして無事に、売上金のための口座とインターネットバンキングサービスの取引がはじまった。あいしんを選んだ理由について、「『積極性。ベーカリーの事業に携わりたいという気持ちがいちばん伝わった』とはっきり言っていただいた」と斉場は振り返る。

スピード感ある対応で関係を強める

最近は、ワインバー、串カツ店といった飲食店のオープンも支援している金山支店。その営業スタイルにはこんなモットーがある。
「関係を持ち続けることをしないと選ばれない。そのためにはスピード感が大事」たとえば不動産や税務といった、金融サービスの範囲を越えたことでも寄り添う。「早めにその分野の専門家に声をかけて準備しておきます。お客様に対しても、必要な手続きについて『これやっておいてください』とゆだねるのではなく、いっしょに進めます」
そうするうちに、お客様のほうから気軽に支店を訪れてくださることも多くなる。窓口のテラー担当からみんな、顔なじみになる。その対応でさらに、支店を気に入っていただくという、サイクルが生まれている。

全国信用金庫協会
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