2027年のリニア中央新幹線の開業にむけて、さまざまな開発が進む名古屋駅周辺。
そのなかで、昔ながらの地域性を残してきた「駅西」エリアでは、地元に長く根を下ろす関係者たちが新しい時代を見すえたまちづくりを目指している。
中村支店は定期的に開かれるその集まりに参加し、そこから生まれた地域イベントにも関わる。
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次長 玉井 誠
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得意先係長 石丸 竜也
地域のおまつりの盛り上げにひと役
イベントの名前は「TSUBAKIフェスタ」。毎年、さまざまなステージプログラムや、地域柄を反映したアニメなどのサブカルの雰囲気も楽しめるイベントだ。フェスタ当日は中村支店のロビーが開放され、写真やパネルの展示会場になる。いつもは金庫に用事のある「お客様」が入る店舗であるため、より気軽に入りやすいよう工夫もしている。
「手作り感にこだわっています。お祭りなので当庫のキャラクター『あいちゃんしんくん』のかぶりものをかぶってお出迎えしますが、これも手作り。その結果、休憩スペースとして利用してもらったり、お子さまづれでにぎわいます」と石丸は楽しそう。
職員がいつもとは違ったかたちでチームワークを発揮する、中村支店にとって重要なイベントになっている。
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まずは地域の願いを知ることから
まちづくりの集まりへの参加は、平成27年からはじまった。「ありがたいことに、声をかけていただいての参加なのでぜひ一緒にと受け入れてもらえました。昔からの商店主や事業主が多いため、若い人の意見を聞きたいという想いがあるのでは」と玉井は考える。「このまちを生まれ変わらせる」そんな想いにあふれた商店主や事業主から、職員が学ぶことも多い。もともとあいしんのお客様もいれば、ここで出会えて親交を深めることができた事業者もいる。特定の担当者だけが出席するのではなく、中村支店の渉外担当が全員で関わる。
名駅エリアは、都市銀行と取引する大企業の存在が目立つ。その一方で、小さくも志を持った関係者が、まちを盛り上げている。そこに継続的に寄り添っていくことは、都市銀行や地方銀行にはできない取り組みだ。
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若手の仕事を上司が支える
支店一丸でプロジェクトに取り組むという空気が、中村支店には染みついている。たとえば、あるお客様がこれまでの商売から転換し、商業ビルを建ててテナント経営を望まれているケースもそう。担当者のほかにサポートとして次長、支店長が関わる。
「基本的にひとりで抱え込みません。部下の案件についてはひとまず関わる。みんなで共有し、お客様にとっていちばん良い方法はなにかを協議しています」と渉外のチーフである石丸は語る。1年目・2年目の経験の浅い渉外担当は、しっかり情報収集にあたり、お客様からどんな話を聞いこなければならないのかを日々学んでいる。
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「信用金庫で働く若手職員インタビュー」動画
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